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memoirs of a forgetful

August 14, 2012 at 3:26pm
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1995年にWindowsが出てきたときに、「Windowsにやられた」とマスコミは言っていました。しかし、私は(アップルは)自滅したと思っています。一番大きな原因は販売店政策だったと思います。

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経団連の記者発表に行ってお話ししたのが、「外的要因で業績不振になったんじゃない、アップルがアップルらしさを忘れたんだ。それと、経営資源の戦略的な配分を間違えた。この2つで必ず業績を回復する」という話をして、次の年にiMacを発表する。それまでに相当、販売店のインフラの改革をおこなったり、サプライチェーンのインフラを整えていたから、大成功した。その連続がiPodにつながったわけです。

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どういう改革をしてきたかというと、40社以上あった1次卸店を4社に減らして、3000店舗以上あった販売店を100店舗に減らしました。これはとんでもない改革ですよ。

雑誌を増やしたこともそうですし、ソフトの数を増やしたこともそうですし、販売店インフラのリストラをやったのもそうですが、限りなく経営資源をお客さんのために使うということですね。販売店にお金をあげても、店が多過ぎれば、ディスカウント競争をやってそこで消えるわけです。従って、販売店のマージンを少なくして、その分、お客さんのためにフリーセールス、ポストセールスにお金を使う、そのようにシフトをしていった。

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それは大変でした。脅迫状も来れば、ここでは言えないこともたくさんありました。ただ、やらなかったらみんな死ぬんです。何もやらずに敗北者になることは意味がないわけですから、そこは温かい心を持って大改革をやらないといかんわけですよ。[…] 構造改革は中途半端ではよくない。徹底してやる。それも短期にやるということですね。だらだらやったらモラルハザードになるだけ。

— アップルの改革は「パソコンが欲しい人を狙わない」こと
~日本マクドナルド 会長兼社長 原田泳幸氏(2)

日経ビジネスオンライン 2008年3月27日