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memoirs of a forgetful

August 25, 2012 at 11:01pm
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先日、木屋平中学校で「地球人の人生ゲーム」をやりました。
オリジナルは皆さんもよく知っている「人生ゲーム」
ルーレットを回して遊ぶスゴロクで、たぶんアメリカ生まれでしょう。
ドルを持って億万長者になれるかを競うものです。
一流大学に入る、株で儲かる、大きな家を建てるなどアメリカらしいカードが出てきます。
 まず、「人生ゲーム、木屋平版」のカードを作ってもらいます。
結果は、オリジナルに近い遊んで楽しいものになりました。
ただし、世相を反映してかリストラなどのカードも出てきます。
 次に、こちらが用意した「人生ゲーム、アフリカ版」のカードを引いてもらいます。
生まれてから1歳まで、1歳から5歳まで、学童期、思春期、成人になってからと、
順にカードが用意されています。
カードの内容は、ザンビアやモザンビークの実情に基づいて作られています。
1歳までの死亡率は10%、5歳までで20%、AIDSの感染率は25%、
中学校を卒業できるのは30%、栄養失調は25%などのデータからカードを作っています。
幾つか例を挙げてみましょう。

0歳 母乳が出なくなり、栄養失調に陥る。
父親がAIDSで死亡。
不衛生な井戸水を飲みコレラに罹る。
麻疹から肺炎になり死亡。
1~5歳 地雷を踏んで片足をなくす。
マラリアに罹り脳に障害が残る。
両親が失業する。
干ばつで村を捨て路上生活者になる。
学童期 制服が買えず学校を辞める。
内戦が始まり両親が死亡。
片道3kmの水汲みを毎日する。
強要され売春をする。
思春期 妊娠し学校を辞める。
内戦で反政府軍に捕まり無理やり兵士にされる。
シンナー中毒になる。
AIDSに感染する。
成人 コーヒー園で日当150円で働く。
NGOの職業訓練を受ける。

「キャー、ゲー、もう死んだ!」などと叫びながらカードを引き終わったら、
グループごとに感想を述べ合い、議論してもらいます。最後に全員に意見を言ってもらいました。
 カードを引いていくうちに絶望的な気分になってきます。しかし、これがアフリカの現実です。
我々は、最初にいいカードを引いて先進国に生れ落ちたというだけなのです。
 たった1時間ほどのお遊びのゲームですが、参加者はそれなりにアフリカの現実を疑似体験し、
それぞれの思いを出し合って共有します。
もっと時間があれば、それぞれのカードに解説を付けて、議論を深めるといいでしょう。

— 講師派遣 (via nakano) (via ssbt, kml-deactivated20090622)
2009-03-11 (via gkojay, gkojay)

Notes